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BS1「みえスペシャル はやみねかおる~児童ミステリー作家の舞台裏~」

神がテレビにご出演なさったということで。録画間に合ってよかった〜!!神だけでなく神の奥様までご出演されている~!!貴重~~~!!!!この方は医者ではないけれど、確実に何人もの命を救ってらっしゃいますね。

 

はやみね先生の柔らかな関西の言葉の中、日々の執筆活動への思いや子どもとの交流が描かれます。目標は都築道夫、尊敬するのは島田荘司のはやみね先生。「亜愛一郎シリーズ」を手に取り「本当に面白いですよ」と。こんなにたくさんの新本格を読んできた方なら、もっと血みどろの小説を書いてもよさそうだけど、「本当なら好きな事を自由に書けば良いけど、子ども向けではそれは許されない」っていう言葉に児童推理小説作家としての矜持を感じました。さすが"みんなが幸せになれるように事件を解決する"名探偵・夢水清志郎の生みの親。

 

途中、小学校教師時代に勤務していた小学校の図書室で子どもと交流する場面があるのですが、はやみね先生が現れた途端「ひゃ~~!」と悲鳴を上げた子どもたちに共感しまくり!私だってはやみね先生に会えたらそうなる!し、未だに子どもの神様であり続けてるはやみね先生が凄すぎる!

はやみね先生の執筆部屋は森を目の前にした大きな窓がある素敵な部屋で、私の中で京極夏彦の書斎と双璧を為す「作家の家」になりました。そんなはやみね先生、1冊だけ大人向けの小説を書かれてます。漢字の勇嶺薫名義で出している「赤い夢の迷宮」。これを読むと、"本当なら好きな事を自由に書けば良いけど、子ども向けではそれは許されない"という言葉の意味が深く染み込んでくるはず。

番組最後の「Good Night, Have a nice dream.」に深い愛を感じました。

 

 

【あらすじ】

10代、20代から絶大な人気を集める児童ミステリー作家・はやみねかおる。去年デビュー30年を迎えた。いまでも最前線で子どものために書き続ける姿に密着した。

三重県出身の児童ミステリー作家・はやみねかおる。デビュー31年目を迎え初めて長期取材に応じた。代表作には「都会のトム&ソーヤ」や「怪盗クイーン」シリーズなど15年以上連載される作品もあり、大人から子どもまで多くの読者に冒険の楽しさを伝えてきた。執筆する際はやみねが一番に考えるのが、読者である子どもがワクワクできるかどうか。時代を超えて子どもたちを夢中にさせてきた物語はどのように生まれるのかを探る。

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